荒木コノミの真相

「ツムギさん…君だったんだね」

ソウスケがポツリとそう言った。
その刹那、ツムギに向けてソウスケが駆け出した。

ザクッ

「な、なんでソウスケさん…どうして…」

ソウスケが隠し持っていたナイフで、ツムギの胸を刺した。

「何言ってるんだよ」
「これはコノミの復讐だよ」

そういうと、ソウスケは無慈悲にツムギの胸を何度も何度もナイフで刺した。

教室には血溜まりで横たわるツムギと、血まみれのソウスケ。
そして突然のことに固まるトムが居た。

しばらくの沈黙のあと、ソウスケはトムに向かい喋り出す。

「トムくん、今日は変なことに巻き込んでしまってごめんね」
「でも全部コノミの為なんだ、君ならわかってくれるよね」
「それじゃあ俺も、コノミの所に行くとするよ」

ソウスケはそう言うと、手に持っていたナイフで、自分の首を掻き切った。

トムはただ、見てることしかできなかった。

「そそそそそそ、そんな馬鹿な…………」
「おおおおおおお、俺がコノミの死の原因だって言うのか？」

動揺するソウスケ。

「こ、こうなったら2人とも殺して、コノミの復讐とするしかない…」

ソウスケはそうつぶやくと、隠し持っていたナイフを取り出した。
その時、教室のドアがドゴンという音とともに開け放たれる。

「警察だ！大人しくしろ！」

警察が突入してきた。
どうやら半年前の事故を3人で振り返っている途中、異変に気づいたツムギの執事の田中が、警察を呼んでいたようだ。

「せ、拙者達助かったでござるか！？」
「ふん、田中のくせになかなかやるじゃないですの。今度褒美を取らせなきゃですわね」

警察に取り押さえられるソウスケ。

「おい！！？？？何をする！！！」
「この2人がコノミの死の原因なんだ！！捕まえるのはそっちだろ！！」

発狂したように叫ぶソウスケだが、警察に連れて行かれてしまった。
あとからわかったことだが、ソウスケが今回の拉致監禁を実行したらしい。

ツムギとトムはその後も、コノミの事故を悲しく思いながら、日常の生活に戻っていった。

「トムくん…君だったんだね」

ソウスケがポツリとそう言った。
その刹那、トムに向けてソウスケが駆け出した。

ザクッ

「な、なんでソウスケ氏…どうしてでござるか…」

ソウスケが隠し持っていたナイフで、トムの胸を刺した。

「何言ってるんだよ」
「これはコノミの復讐だよ」

そういうと、ソウスケは無慈悲にトムの胸を何度も何度もナイフで刺した。

教室には血溜まりで横たわるトムと、血まみれのソウスケ。
そして突然のことに固まるツムギが居た。

しばらくの沈黙のあと、ソウスケはツムギに向かい喋り出す。

「ツムギさん、今日は変なことに巻き込んでしまってごめんね」
「でも全部コノミの為なんだ、君ならわかってくれるよね」
「それじゃあ俺も、コノミの所に行くとするよ」

ソウスケはそう言うと、手に持っていたナイフで、自分の首を掻き切った。

ツムギはただ、見てることしかできなかった。

「2人とも…時間切れだよ」

ソウスケがポツリとそう言った。
その刹那、トムに向けてソウスケが駆け出した。

ザクッ

「な、なんでソウスケ氏…どうしてでござるか…」

ソウスケが隠し持っていたナイフで、トムの胸を刺した。

「何言ってるんだよ」
「これはコノミの復讐だよ」

そういうと、ソウスケは無慈悲にトムの胸を何度も何度もナイフで刺した。

教室には血溜まりで横たわるトムと、血まみれのソウスケ。
そして突然のことに固まるツムギが居た。

しばらくの沈黙のあと、ソウスケはツムギに向かい喋り出す。

「ツムギさん、次は君だよ」

ソウスケはそう言うと、手に持っていたナイフで、ツムギの胸を何度も何度も刺した。

「コノミ、やっと復讐が終わったよ」
「これでやっと君のところに行ける」

ソウスケはそう言うと、手に持っていたナイフで、自分の首を掻き切った。

教室には、血まみれで横たわる3人の死体だけが残った。